大乱闘スマッシュブラザーズ
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ファイターとしてのリュカについては、それぞれ、「リュカ (X)」、「リュカ (3DS/Wii U)」、「リュカ (SP)」を参照(さんしょう)
リュカ (MOTHER3)

『MOTHER3』のリュカ

リュカ(Lucas)は、『MOTHER3』に登場(とうじょう)するキャラクター。

概要[]

『MOTHER3』の主人公(しゅじんこう)一人(ひとり)

平和(へいわ)(むら)、タツマイリにある(もり)(おそ)った大火事(おおかじ)と、(むら)()らすリュカたち一家(いっか)(おそ)った悲劇(ひげき)により、リュカの母親(ははおや)であるヒナワは()に、さらに双子(ふたご)(あに)であるクラウスは行方不明(ゆくえふめい)に、そしてフリントは一日中(いちにちじゅう)クラウスを捜索(そうさく)するだけの生活(せいかつ)と、一家(いっか)()るも無残(むざん)()()かれてしまう。さらに(むら)(てき)である“キングP”(ひき)いる“ブタマスク(ぐん)”に(じょ)々に()()まれていき、3年後(ねんご)(4(しょう)以降(いこう))にはのどかな(むら)面影(おもかげ)(まった)くなく、すっかり近代化(きんだいか)(もり)には(ぐん)(ぞう)ったキマイラがあふれかえって(にん)(おそ)うようになった。

3(ねん)月日(がっぴ)()て、たくましくなった リュカは愛犬(あいけん)・ ボニー、正義(せいぎ)のドロボー・ダスター、男勝(おとこまさり)りな PSI使(つか)いの(ひめ)・ クマトラと(とも)に、ブタマスク(ぐん)()()かっていく。その(なか)()った“7つの(はり)”。この7つの(はり)(おとこ)でもなく、(おんな)でもない(なぞ)の“マジプシー”と()ばれる人物(じんぶつ)(まも)られており、()けるのはリュカとブタマスク(ぐん)最強(さいきょう)存在(そんざい)である“仮面(かめん)(おとこ)”だけであり、(はり)(すべ)てが()かれると“(やみ)のドラゴン”が目覚(めざ)め、(はり)()いたものの(ちから)(したが)うという。仮面(かめん)(おとこ)がドラゴンを目覚(めざ)めさせるわけにはいかないと、リュカは(はり)()くための(たび)(はじ)めたのだった。

指揮官“仮面の男”との運命、そして「この世界の真実」は、リュカたちの戦いにさらなる厳しい試練として立ちふさがる。

大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ[]

シリーズ3作目の『スマブラX』から登場。『スマブラX』には2007年10月1日に公式サイトで参戦が発表され、最初から選択可能なファイターとして登場した。『スマブラfor』では当初は鑑賞用フィギュアのみの登場で、ネスのカスタマイズ必殺ワザで、リュカの必殺ワザと性質が似たワザを使うことができていたが、2015年4月2日に放送された『Nintendo Direct 2015.4.2』で参戦が発表され、2015年6月15日から有料の追加コンテンツ第2弾のファイターとして販売が開始された。『スマブラSP』には2018年6月13日に放送された『Nintendo Direct: E3 2018』で当作の情報が公開されると同時に参戦することが明らかになった。

『スマブラDX』では企画の段階ではネスに代わって参戦する予定だったが、当時NINTENDO64用ソフトして開発していた『MOTHER3 豚王の最期』が開発中止になったため、リュカの参戦は取り消され、ネスが継続して参戦することになった。『スマブラX』で初参戦したときは『スマブラDX』同様にリュカのみ参戦の案もあったが、『MOTHER3』が海外で発売される予定が無いため、ネスとともに登場し、共演を果たした。

声の担当は、レニ・ミネルラ(Lani Minella)が務める。ネス同様に原作のアメリカンな世界観を尊重してか日本版でも英語でしゃべる。『スマブラfor』では『スマブラX』で収録された音声が使用されている。

ベースはネスだが、通常攻撃は全く異なる独自の体術を使う。蹴り技が多いのはダスターの影響と思われる。必殺ワザは「PKフリーズ」を除き、ネスと同じものだが性質が異なる。必殺ワザのPSIは原作ではリュカではなくクマトラが使うもので、『スマブラX』の「PKスターストーム」のフィギュア説明では彼女から教わったという旨の解説がされている。

ネスよりもPKを使ったワザが多いが、これは原作の臆病な性格の表現の一環である。ネスよりも遠距離の相手を攻撃しやすいことや、相手との距離をとって戦いやすいことも、臆病さが表現された結果と思われる。だが慎重な戦いをしているだけではダメージを稼げても撃墜することは困難で、どこかで果敢に場外追撃や強烈なスマッシュ攻撃を狙っていく必要があるようになっている。

アートワーク[]

亜空の使者における役割[]

荒廃した動物園でネスとの競演を果たす。序盤でポーキーの搭乗したキングPの像に襲われ、ピンチのところをネスに救われる。そして共に戦いポーキーを撃退するが、直後ワリオが襲撃、庇ってくれたネスを見捨て、その場から逃げ出してしまう。

罪悪感に苛まれつつ動物園を歩いていたリュカはポケモントレーナーと出会い、行動を共にするようになる。そして遺跡においてワリオと再度遭遇。大きく成長したリュカは、ネスを救出するため逃げずにポケモントレーナーと協力してワリオを撃破したが、ネスはその場にいなかった。その後出現したガレオムに襲われるが辛くもこれを撃破。ガレオムに捕えられ亜空間爆弾で道連れにされそうになるがPKサンダーで腕を破壊して逃れることができた。

その後ハルバードが影虫を撒き散らすも、もうかつてのリュカとは違い、果敢に立ち向かう。他のファイターと協力して襲撃を打ち破った。

ゲーム中の解説[]

[X フィギュア名鑑] リュカ
ノーウェア島のタツマイリ村に住むフリントの息子、双子の弟。優しき心を持ち、動物と心を通わせることができる。反面、引っ込み思案な性格で、家族を襲った悲劇のため、泣いてばかりいる時期もあった。シアワセのあり方が変わったノーウェア島とせかいのハリ、行方不明の兄、クラウスを交えた冒険の末、少年は成長していく。
  • (GBA) MOTHER3
[X フィギュア名鑑] PKスターストーム
天空からたくさんの星を落として攻撃する最後の切りふだ。その場にいる対戦相手のキャラクター全員にダメージを与えることができる。『MOTHER3』ではリュカとともに旅をするオソヘじょうの姫様、クマトラが使えるPSI。ネス同様、リュカも『スマブラX』への参戦にあたってクマトラから授かったのかもしれない。
  • (Wii) 大乱闘スマッシュブラザーズX
[3DS/WiiU フィギュア名鑑] リュカ ※非ファイター(Xデザイン)
かつては気が弱く、泣いてばかりいたリュカ。しかし想像を絶する苦難を乗り越えた彼は今もどこかで冒険を楽しんでいるはずだ。あるいは、よきパートナーと出会い家族を……いやいや、それはちょっと早すぎる気もする。『MOTHER』シリーズのファンにとってみれば、リュカもネスも、永遠の少年なのかもしれない。
  • (GBA) MOTHER3 (2003/06)
[3DS/WiiU フィギュア名鑑] リュカ ※ファイター(forデザイン)
『MOTHER3』に登場する、タツマイリ村に住むフリント一家の双子の弟。物語では4章以降の主人公として操作でき、いろんな種類の棒の他にPSIも扱うことができる。『スマブラ』のリュカは豊富な飛び道具を活かして戦う。各必殺ワザで牽制しつつ、近づいてくる相手には発生が早い横強攻撃や前空中攻撃等で応戦しよう。
  • (GBA) MOTHER3 (2003/06)
[3DS/WiiU フィギュア名鑑] リュカ(EX)
上必殺ワザ『PKサンダー』は相手に当たっても弾がそのまま貫通し、複数人を巻き込むことができる。自分に当てて体当たりを行えば、多段ヒットし最後にふっとばすという強力なワザだ。上スマッシュ攻撃は全ファイターの中で最も高いふっとばし力を誇る。攻撃範囲も広いが、発動直後にリュカの周囲でヒットした時が最も強い。
  • (GBA) MOTHER3 (2003/06)
[WiiU フィギュア名鑑] PKスターストーム(リュカ)
超能力で呼び寄せた流星は、画面中央に集中して降り注ぎ、左右方向の入力で、落下角度を調整可能。今千治を狙えば、多人数を巻き込むこともできるが、誰か一人を集中的に攻撃するという使い方も有効だ。1発でも当てられれば炎属性のダメージを与えるとともに連続ヒットを狙えるので、ライバルの復帰妨害にも役立つ。

備考[]

  • 「リュカ」と「クラウス」という名前は、『MOTHER3』を制作する上で糸井が感銘を受けたアゴタ・クリストフの仏小説、通称「双子三部作」に登場する主人公の双子の兄弟「LUCAS」と「CLAUS」から取られている。
    • そのため「リュカ」は「LUCAS」のフランス語読みそのままとなっている。ナレーションや英語圏では英語読みの「ルーカス」で呼ばれている。
  • また、クラウス(CLAUS)とリュカ(LUCAS)という名前はアナグラムになっている。これは元ネタのギミックそのまま。
  • リュカが登場する『MOTHER3』は2018年現在でも日本国内のみの発売で、海外でリュカが登場する作品はスマブラのみとなっている。
    • 日本のみで発売されたタイトルから登場するキャラクターで、ファイターとして同じ事例があるのは『ファイアーエムブレム 封印の剣』の主人公ロイも当てはまる。
  • 開発中止になった『MOTHER3 豚王の最期』はHAL研究所が開発していたが、難航していた開発のまとめ役として当時HAL研究所に勤めていた桜井政博へ宮本茂から開発のまとめ役を提案されたことがあった。これがお流れになった後、桜井政博が手掛けることになったのが『スマブラ64』である。このような縁もあってか、桜井政博は糸井重里の書いた『MOTHER3』のプロットを読んだことがあり、彼は『MOTHER3』やリュカのことを深くまで把握していると思われる。
  • リュカの制作は、当初はネスのモーションを移植し、時間があれば専用の動きを作る予定だったが、デザイナーの努力もあっていろいろと異なるワザを織り込むことができた。

外部リンク[]

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